自家用竪穴式住居 建設予定地 | 山田スイッチの『言い得て妙』 仕事と育児の荒波に、お母さんはもうどうやって原稿を書いてるのかわからなくなってきました。。。

自家用竪穴式住居 建設予定地

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ここが建設予定地です。



「自家用縄文住居」とは、建築史家の藤森照信さんが
ご著書の「タンポポ・ハウスのできるまで」の中で(恐らく)初めて使われた言葉です。
自家用の縄文住居。
藤森さんが建築に携わる前、本当に趣味で作られた
自家用の縄文住居は。写真で見ると本当に、原始人の家です。笑
建設に際して藤森さんは、「茅で葺くのは本当に大変」と語っておられて、
茅葺き屋根を作る際に結成されていた「ゆい」の存在に思いを馳せておられました。



藤森照信さんが本格的に建築に取り組んだのは、
神長官守矢資料館の建設を依頼されたことがきっかけだそうです。
土の匂いのする建築。
出来上がった建築はまるで遺跡のよう。
藤森さん流に言うと、「自然素材路線をやりすぎた建築」
なのですが、本当に現代ここまでやりすぎれる人がいるのだろうか!?という
ほど、その建築方法はこだわり抜いています。

藤森照信野蛮ギャルド建築 (ギャラリー・間叢書)

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漆喰壁、手拭きガラス、丸太で使うミネゾウ(イチイ)の柱、
屋根に葺かれた鉄平石、半世紀前の割板の技術でできた壁、火で炙った黒い柱、
屋根に植えられたニホンタンポポとニラの花!!



私が藤森建築にハマるきっかけとなったのはこちら、
宮村周子さんの「展覧会リコメン すごはや!アート2.0」です。

宮村さんのブログはとにかく、熱い。
魂の熱さで書いてるね、この人は。

奈良美智+graf AtoZ展でお会いして、ほんの数分お話していたら
ただならぬものを感じしまい。
「ひょっとして、STUDIO VOICEのAtoZ特集の文章、
宮村さんじゃございません!?」

と聞いたところ、ご本人でした。





さてさて。
我が家の自家用竪穴式住居の建設会議ですが。
土曜日に開いて決まったことを箇条書きにしてみますと、
まずは。


①竪穴式住居なので穴を掘る
②穴は30センチ~50センチ。
③掘った土を周りに盛る
④入り口は南を意識して作る
⑤炉は真ん中に石を並べて作る
⑥大きさは10平米以内とする
⑦材料は丸太・藁・縄などの身近な素材で作る
⑧そのために、昔、米作りで使っていたボウガケの棒が余っている家があったら、
棒を分けてもらう。
⑨縄文時代には使われていなかったが、竹も使い勝手が良いので使うことにする
⑩夏に間伐された杉の木の皮が森に落ちているので、
それを拾って来て壁材にする。
⑪中で火を焚くので煙が抜けるところをあらかじめ作っておく
⑫煙突の向きは東西を意識する





などなどです。
まずは、材料集めが一番大変かなと。
そんなわけで、皆様方にお願いがあります。


ボウガケの棒、藁、竹など。
余っている人は至急連絡を!!

竪穴式住居の材料を寄与して頂けた方には、
完成した竪穴式住居にご招待!

お名前・連絡先電話番号などを記入して、
下記のメールアドレスまで送って下さい。
こちらから材料を取りにいきまーす!
(できれば県内の方、お願い致します。あの、
地産地消を目指してますので・・・。)
hirakashi@live.jp

2008年夏、完成予定です。
竪穴式住居、建つのか建たないのか!?
どうぞ宜しくお願いいたします!


山田スイッチ