三つのわざ | 山田スイッチの『言い得て妙』 仕事と育児の荒波に、お母さんはもうどうやって原稿を書いてるのかわからなくなってきました。。。

三つのわざ

わが家の2男児。

師匠6歳とマペ次郎2歳が、最近よくケンカしています。笑


おせっかいやきの次男坊が、しょっちゅう


「ししょー! ちゃんとマフラーしなきゃダメー!」


とか、「はやく服、着なさーい!」 と、


母親のように兄の世話を焼くので、時折兄は兄らしさを見せるために、


弟をポカリとやるのでした。


マペ次郎もよせばいいのに、お兄ちゃんが好きすぎてタックルしていき、


返り討ちにあってる始末……。


タックルされた師匠が涙目でマペ次郎をボカッと叩いて


マペ次郎さんが泣き出したので、師匠にこう言ってみました。


「師匠、世の中にはボカッと殴られた時に、殴り返す人と、


ションボリする人と、『ハッハッハ! 構わんよ!』と言って笑う人がいます。


師匠はどれが好き?」


すると、師匠。


「殴り返す方!」


そうか、そうだよね。


殴り返すとすっきりするよね。


その後、マペ次郎が師匠の分のお菓子も食べちゃって

師匠が「あーーーーーっっっ!!」と叫び、

反射的にポカッと殴ってまたマペ次郎を泣かせていました。



「師匠、世の中にはお菓子を食べられた時に、殴り返す人と、



ションボリする人と、『ハッハッハ! 構わんよ!』と言って笑う人がいます。



師匠はどれが好き?」



すると、師匠がとまどい笑いをしながらこう返事しました。


「殴り返す方!」


そうだよね。殴り返した方がすっきりするよね……。


だけどこの選択肢を言い続けていると、


言ってる自分の方が


「そうか~、構わんよって笑ってるヤツの方が格好いいよなあ~」


と思えてくるのでした。