トルストイも絶賛!! | 山田スイッチの『言い得て妙』 仕事と育児の荒波に、お母さんはもうどうやって原稿を書いてるのかわからなくなってきました。。。

トルストイも絶賛!!

月に二度ほど青森市で、仏教講話を聞いているスイッチですが。
今の趣味、31歳にして「仏法を聞くこと」です。
ああ……。筋肉少女帯のライブで飛び跳ねていた頃が懐かしい……。


でもよく考えたらライブで「おまえら、文学読め!!文学ーーーー!!」
と叫んでいたのは大槻ケンヂだった故。
文学に走ったファンがそのうち仏法に走るのも、
当然といえば当然の流れだったのかもしれないですよね。



文学やってる人はすぐ自殺しちゃうんだもの。
死なずに済むなら仏教いくよね。普通。いや、多分。


前の前の前の回あたりに、
仏教と禁欲について書きますと宣言してから
放っておきっぱなしだったのですが。


仏教と言っても私のフィルターを通して書くと、
どうしてもこんな要素を伴ってしまうので、
そこら辺は「この人、ダメな人だからしょうがないか…」
と思って見逃してください。
できるだけ、マジメに書きますが。
そんなわけで、



(ロシアの文豪トルストイも絶賛!!
お釈迦様の説かれた 仏説譬喩経
                  ぶっせつひゆきょう



青森県内で仏教を教えて下さっている、松本先生のお話によると、
お釈迦様というのは例え話の名人だったそうですよ。
その例え話の名人・釈尊が説かれた人間の真実の姿っていうのが、
仏説譬喩経というお経の中に説かれているのだそうです。



そして、その仏説譬喩経ですが、
絵にしてみますと、こちら!!
ジャン!!

人間の実相


…………。
私が描くと、わけわからないですね……。



お釈迦さまがお話したところによると、
ある秋の、寂しい夕暮れ時に旅人が荒野を歩いて、家への道を急いでおったのだそうです。
最初は暗くて気づかなかったのですが、
ふと足下に散らばっている白いものを手に取ってみると
それは、人間の骨ではありませんか!


旅人は恐ろしくなって辺りを見回すと、
その荒野にはトラが住んでおったのです。
そしてその白骨は、食べられた人間の骨だったのでした。


恐ろしくなって旅人が走り出すと、
後ろからトラが追いかけてきます。
もうダメだと思うと、
目の前に一本の松の木が現れ、
旅人は夢中でその松の木に登りました。


しかし、トラは木登りもできるはず……
旅人はもはやこれまでか…!と思い覚悟を決めると、
松の木から藤の蔓が伸びており、崖下へと繋がっているではないですか。


旅人は「しめた!」とその蔓に捕まり、
ようやくトラから逃れたように見えました……が。
なんと、その崖は足下が海になっていて、
深い深い海には、赤・青・黒の三匹の龍が毒煙を吐いているのです。
「ひいいいいいっっ!」


恐ろしくなった旅人は蔓を登ろうとしました。
しかし、その蔓を今度は黒と白の二匹のネズミが
囓っているではないですか!



「もうダメだ。絶体絶命だ。」
そう思った瞬間に松の木についていた蜂の巣から、
甘いハチミツが5滴落ちてきました。
すると旅人は、たった5滴のハチミツのためにその一瞬は、



トラの恐怖も、海に落ちて龍に食べられる恐怖も、藤蔓のことも
みんな忘れてしまうのでした。



というお話なのですよ。



ハイ。わけわかんないのは置いておいて、
今から解説入れますよ!


まず最初の、秋の日の寂しい時刻に旅人が歩いている……
というのはですね。
2600年前にいたお釈迦様がもう、
人生は寂しいもの。という結論を出されておるのですよ。
人生は寂しいから「人間の実相」に出てくる季節は秋なんだって。



そして後ろから迫ってくるトラは「死の恐怖」です。
ゾウという説もあります。どっちが正しいのかは只今確認中。
人は死を、逃れることはできません。
藤の蔓を囓っている二匹のネズミは、
白いネズミは昼で、黒いネズミは夜なんですね。
ようするにこのネズミは、時間を表していて、
藤蔓はその人の寿命を表しているそうです。
時間が経つにつれて、刻一刻と寿命は縮んでいくんだと。


なのに人間は蜂の巣から落ちてきた、
たった5滴のハチミツでそれまでのこととか全部忘れちゃうっていうのが
私にとってはリアルなんですよね……。



旅人の思うところは、
いかにして余計にハチミツが嘗められるか。


蜜には、政治・経済・科学・法律・芸術・スポーツ・
音楽・道徳・倫理という意味があるそうです。
私の場合は、恋愛のことばっかり考えてしまいますけどね。


いかにばれずに浮気するかとか、
いかに好きになった相手と別れずに暮らせるかとか。
そんなのばっかり考えますよ。
しかし、ここが落とし穴なんですよ。



足下の海は暗く、深く、三匹の毒龍が泳いでいます。(蛇という説もあり)

この海を作っているのが、この、三匹の龍なんです。


三匹の龍の名前は、
赤い龍が怒り(しんに)、青い龍が欲望(貪欲)、黒い龍が妬みや嫉妬を表す、愚痴の心
だそうです。そして、その龍が作った海(地獄)に人は必ず落ちるそうです。




松本先生がおっしゃるには、


「地獄ってどこかにあるディズニーランドみたいなところだと
思われているけども、
自分の心(三匹の龍)が作ったものだから、
逃れようがないんですね。

これを「三毒の煩悩」といいます。
すべての結果はその人が行った、行為の結果なんですよ。」




だ、そうですから。
そうそう。この問題が解けるまで浮気はできないなあとか
思っていたけど、
問題が解けたら浮気なんて、できないじゃないですか!!



今までだったら妻子持ちの恋愛相談には
「好きにすれば?」ぐらいで答えていましたが、
これからはそういうわけにもいきません。
全部自分に返ってくるよ!!ここだけが恐いところよ!!



簡単に言うと「自業自得」とか、
「善因善果」(良いことすりゃ良いことが返ってくる)とか
「悪因悪果」(悪いことすりゃ悪いことが返ってくる)という風に、
自分でしたことが自分に返ってくるって話になるのですが。



それを知ってて自分だけはうまく行くと思っているのが私ら人間です。
避妊せずとも自分の彼女だけは妊娠しないとか、
嫁に浮気が絶対ばれないとか、ばれてもうまくいくとか。


なので、これからはその手の相談には、


離婚をお勧めすることにしますね……。




ところで。



最近、好きな人ができました。


あの。髭男爵の。
メガネの方……。(樋口君)

んなことあるか~い!(髭男爵風に)


私は髭男爵の「んなことあるか~い!」が面白いのだと思っていたのですが、
ケンさんには「貴族のお漫ざ~い 髭男爵のショート・コンツェルン」の辺りが
たまらないそうです。
ショートコントじゃなくて、ショートコンツェルン……。
さすがケンさん……目の付け所が違う……。


髭男爵をまだ知らない人はYOUTUBEの生のショート・コンツェルンを見てみましょう
!(音出ます)